埒外の世界 part03
では自由行動です。
散策!!
わかってるわかってる。
散策、料理、娯楽室だっけ?
誰も風呂入らない(笑)
じゃあまず散策から。
ぶっちゃけると何も無いし。
はーい。
この辺りの土地は全部木賀代の所有物なので、
お金持ちだと改めて思います。
何か技能だけでも振りたいな。
<サバイバル/山>で使えそうなものがあるか調べる。
武器になりそうなものとか?
じゃあどうぞ。
<サバイバル/山>
砂波一晴 90>92×
ではこの辺の木々は人の手が入れられていて、
サバイバルに適していませんでした。
俺が知っている森じゃねぇ!?
これは林だ!?
林はダメなのか。
じゃあ次は碧くん。
はーい。
あなた達はパーティーに相応しい
豪勢なものを作ろうとしています。
「まずオードブルから作ろうか」
「そ、そんな贅沢なもの作れるのかな……」
「大丈夫。私がちゃんと教えるから」
「ありがとう」
「2人ともがんばれー!」
一応<芸術/料理>振ってもいい?
どうぞー。
<芸術/料理>
二西碧 45>72×
贅沢な料理は作るの苦手、
っていうか作ったことない。
「なれないものは失敗するのも仕方ないよ」
「やっぱり安いものを大量に作るとかじゃないと
向いてないみたい」
「孤児院だとそうだよね。私も木賀家に来てから
こういうものも上達したし、大丈夫」
「想姉ちゃんみたいに上手になりたいなー」
満足したから次の人どうぞ。
ではバーナビーたちが娯楽室に来ると、
見知らぬ青年がいました。
整った異国風の顔立ちをしていますが、
どこか疲れたような表情をしています。
彼はあなた達に気がつくと、
柔和な笑みを浮かべ、次のように呟きました。
「君たちもパーティに呼ばれたのか。
木賀氏に招かれるとは、幸運なものだ」
「こんにちは、
もしかしてあなたが本条さんですか?」
「……私のことを知っているのかい?」
「先ほど木賀さんに他の参加者について聞いてみたら
本条さんという方がいらっしゃると聞いたんです」
「他の方にはみんな会ったんですけど、
本条さんだけがまだだったんですよ」
「……なるほど。そうだ、
もしよかったらポーカーでもどうだい?」
いいなぁポーカーイベント。*1
千奈もやる?
千奈もやる。
じゃあポーカーの準備をしながら訊ねる。
「さっきの幸運ってどういうことですか?」
「木賀氏は行動的で、多額の資産を持ち、
おまけに人格者だ。今日のパーティーは
楽しいものになるだろうね」
「なるほど。楽しみですね」
ではルール説明します。
【ポーカー】ルール説明
1d100で判定し、出目の最も低い者が勝者となる。<DEX×4>でイカサマに挑戦できるが、他の参加者が<心理学>に成功すると気がつかれてしまう。
いいなー! いいなー!
千奈役として参加する?
する!!!!!!
千奈ってイカサマとかしそう?
しなさそう。
じゃあ使わない。
ではダイスどうぞ。
<ポーカー>
バーナビー 1d100→75
今井千奈 1d100→35
あ、青年も含めて千奈が一番低いです。
トータルで千奈が勝ち越しました。
ゲームを終えると、青年は結果に関わらず
満足そうな顔をしています。
「そろそろ姉妹が呼びに来る頃合いだろう。
私は一度部屋に戻ってから食堂に向かうよ」
「ではまた後で」
「また後で」
と言って青年は娯楽室を後にします。
<聞き耳>どうぞ。
耳は悪いんだよ! 千奈も振って。
わかった。
全然だめだー。
でも推奨技能に<聞き耳>はなかったはず。
じゃあ聞き逃しても大丈夫か。